2019JRA年度代表馬決定戦:有馬記念。栄光を手にするのはアーモンドアイ、スワーヴリチャード、リスグラシュー、フィエールマン?条件を徹底検証。
上記のように国際レースを含めて2勝以上のG1実績が必要で、さらに香港のG1レースを勝利したロードカナロアとモーリスを除き中長距離路線で活躍した馬がほとんど。そういった経緯を見ても、現時点で年度代表馬候補を挙げると以下の7頭となる。
アーモンドアイ(ドバイターフ・天皇賞秋)
スワーヴリチャード(ジャパンカップ)
リスグラシュー(宝塚記念・コックスプレート)
フィエールマン(天皇賞春)
アルアイン(大阪杯)
ワールドプレミア(菊花賞)
サートゥルナーリア(皐月賞)
この中でアーモンドアイとリスグラシューは海外のG1レースを勝利しているが、JRA賞は国内のG1レースに重きを置く傾向がある。となると答えは一つ。上記7頭の中で有馬記念を勝った馬が2019年の年度代表馬となるだろう。大阪杯以外に好走していないアルアインの扱いは微妙だが、ジェンティルドンナがそうであったように、最後の有馬記念を勝利するインパクトは大きい。
もちろん上記以外の馬が勝つ可能性もある。仮に今年G1未勝利のヴェロックスやキセキが勝てば、年度代表馬争いはさらに混沌とするのは間違いない。その場合は、有馬記念で馬券に絡みさえすれば、アーモンドアイが受賞する可能性が高そうだ。
いずれにせよ今週の有馬記念は、令和最初のJRA年の年度代表馬を決定する大一番。年度代表馬を狙う各陣営の思惑や駆け引きは見もの。どんなレースが待っているのか、今から楽しみでならない。