JRA角居勝彦厩舎「後継者誕生」に疑問の声!? 2021年「天理教引退」も“疑惑のタイミング?”で受け継がれる最強厩舎の系譜

 ダービージョッキー四位洋文騎手の合格や、蛯名正義騎手の不合格など、有名騎手の明暗で注目を集めた今年のJRA新規調教師免許試験。その一方、大きな朗報に包まれたのが角居勝彦厩舎だったという。

 角居厩舎といえば、四位騎手で日本ダービー(G1)を制した歴史的名牝ウオッカなど数多くの名馬を手掛けたことを始め、年末のグランプリ有馬記念(G1)には皐月賞馬サートゥルナーリアを送り込むなど、名門中の名門だ。

 だが、角居調教師はまだ定年まで約10年ある55歳ながら、母の天理教を引き継ぐ理由で2021年2月の引退が決まっている。それだけに“後継者”問題が大きな注目となっていたが……。

「角居厩舎で調教助手を務める辻野泰之さんが、今年の調教師試験に合格したんですよ。辻野さんは、技術調教師として来年2020年に1年間研修を受けた後に、2021年3月に調教師デビューの運びとなりますから、まさに『ギリギリ間に合った』という感じです。

どうやら、そのまま角居厩舎を引き継ぐことが濃厚。辻野さんは今年8回目にして、ようやくの合格だけに喜んでいる関係者も多い一方、あまりにもタイミングが良すぎるので、JRAの合格判断を疑問視する穿った見方もあるようですが……」(競馬記者)

 新規調教師免許試験の合格者が発表された今月5日、「角居調教師は再来年で引退されます。海外に通用する馬づくりを目指す先生の意志を引き継いで、世界にチャレンジしたい。日本ダービー、凱旋門賞を勝ちたい」と、早くも決意を語っていた辻野調教助手。

 昨年7月には、角居調教師による酒気帯び運転で半年間の調教停止処分になるなど、何かと“お騒がせ”した角居厩舎だが、ようやく後継者問題にも決着がつきそうで、まずは心置きなくフィナーレを迎えられそうだ。

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