JRA有馬記念「大復活」サートゥルナーリア激走!? 気性難克服へ……得意「中山」だけなく「○○」が大違い?
「デビュー前から落ち着きを見せていたサートゥルナーリアは『兄たちとは違う』と評判だったんですけどね。ただ、この馬の場合、天皇賞・秋で騎乗したスミヨン騎手が『ゲートに入る前からカッカしていて、ずっと力みっぱなし』と話していた通り、レース中よりも、レース前に課題があるようです」(同)
サートゥルナーリアは同様のケースで日本ダービーでも敗戦を喫しており、課題は明白だ。それだけに陣営も、この中間は気性面のケアに努めているが「何か工夫をしないと」と完全な弱点克服には至っていないようだ。
「救いなのは、今回の舞台が敗戦を重ねた東京ではなく、G1・2勝と良績を残す中山だということ。さらに中山2500mはスタート地点が向正面の奥と、スタンドからかなり離れた位置にあることは、サートゥルナーリアにとって大きなプラスだと思いますね。
スミヨン騎手も2回目で分かっているでしょうし、課題の返し馬では、ファンの大歓声が起こるスタンド前には行かず、早々に向正面に向かうと思います。アーモンドアイのように先出しにしてもいいと思いますし、そこでどうなるか。
有馬記念なので、日本ダービーや天皇賞・秋同様、非常に多くのファンが押し寄せることは間違いないです。ですが、スタート前の環境は、過去の2戦よりもずっとマシだと思います。ここは本来の力を見せてくれることに期待したいですね」(別の記者)
皐月賞やホープフルSのパフォーマンスも然ることながら、2番手から上がり3ハロン最速の32.3秒の末脚で、ヴェロックスやワールドプレミア以下、同世代を突き放した神戸新聞杯は、まさに「世代No.1」を決定付けるようなパフォーマンスだった。
世代代表としても、このままでは終われない。斤量面で有利な3歳馬。サートゥルナーリアとアーモンドアイたちの格付けは、まだ終わってないはずだ。