JRA有馬記念(G1)美浦「フィエールマン不幸中の幸い」で万全か、アーモンドアイ死角なし……現場情報大量入手!
快速娘アエロリット(牝5歳、美浦・菊沢隆徳厩舎)も有終の美を飾るべく出走する。
近3走では安田記念(G1)2着、毎日王冠(G2)2着、強力なメンバーが集結した天皇賞・秋(G1)では6番人気ながら、逃げて3着に入るなど好調。充実期を迎えているだけに、ここでも活躍が期待されている。
「前走はアーモンドアイが強かった。それでも、最後まで一度は交わされた2着馬を差し返そうと踏ん張っていたので闘争心も十分。レース後は放牧に出されたようですね。リフレッシュできたみたいで、帰厩後の調整も順調だったといいます。
今回、最大の障壁は2500mの距離。これの克服が鍵になりますが、菊沢調教師は『マイペースで運び、どこかで上手く息を入れられれば』と語っていました」(美浦関係者C)
最後まで逃げまくってもらいたい。
昨年2着に入ったレイデオロ(牡5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)はここがラストラン。だが、陣営のテンションは上がってこない。
今年はドバイシーマC(G1)6着、宝塚記念(G1)5着、オールカマー(G2)4着と凡走を繰り返した。さらに前走のジャパンC(G1)では、1番人気に支持されるもまさかの11着。引退を目前に評価が急落している。
「負けすぎた前走について、陣営は『馬場が悪いところに入った影響が大きい』と敗因を分析していました。ただ道中のペースは遅かったですし、ゴールしてからもいい動きを見せていたので、ダメージは少ないようですね。
本来ならば、前走から引き続きW.ビュイック騎手が騎乗する予定でしたが、斜行で騎乗停止。三浦皇成騎手で有馬記念に挑みます。三浦騎手は最終追い切りに騎乗して、動きを確認すると、行き出してからがいい馬だと感じたみたいです。『大切な手綱を任せていただいた以上は結果で応えたい』と気合いは十分でした」(美浦関係者D)
有終の美を飾ることができるのだろうか。
有馬記念は22日(日)15時25分発走。暮れのグランプリを制するのはどの馬?