混戦模様のスプリンターズS、実は「あの馬」の1強!「本物のプロ」自信予想の中身は?
●秋のG1シーズンが開幕する
サッカーワールドカップの最終予選が始まり、プロ野球はクライマックスシリーズに向けて佳境を迎えているが、競馬はこれからが本格的な盛り上がりを見せていく。10月2日には、いよいよフランスで凱旋門賞が行われ、日本からはダービー馬のマカヒキが出走する。そして、日本でも10月2日に秋の短距離王決定戦である第50回スプリンターズステークスが行われる。
スプリンターズSは、秋のG1シリーズ全12戦の第1戦。快足自慢の猛者が優勝賞金9500万円を目指し1200mを駆け抜ける。今年の注目株は、なんといっても春の短距離王ビッグアーサー。秋の復帰戦、セントウルステークスでも圧勝的な強さを見せつけて快勝し、今や飛ぶ鳥を落とす勢い。このレースを勝てば、最優秀短距離馬の称号が確実視されるため、関係者にとって是が非でも勝ちたいレースだろう。
しかし、スプリンターズSは過去に263万馬券が飛び出すなど波乱要素満開のレース。今年も「打倒ビッグアーサー」を目指す3歳馬、実績馬が多数出走する。特に予想が難解なのは、ビッグアーサーと未対決の3歳馬勢だ。北海道シリーズで活躍したブランボヌール、ソルヴェイグ、シュウジの3頭はビッグアーサーと2~4kgの斤量差があり、取捨選択が非常に難しい。また、G1馬で春の高松宮記念2着のミッキーアイルは長期休養明けでコンディションが読みづらい。さらに、夏の短距離王ベルカントやデムーロが騎乗するレッドファルクス、戸崎圭太騎手が騎乗するウリウリなど豪華メンバーが揃い、何が来てもおかしくない激戦となることは必至だ。
馬券的にも非常に難解となっているが、競馬ファンにとって秋のG1シリーズに向けて幸先良くスタートするためにもここは絶対に外せないレース。そこで、スプリンターズSに実績があり、このレースを知り尽くす競馬のプロにアドバイスしていただくのがベストの選択だろう。今回、そのプロを探すにあたって某競馬記者に話を聞いたところ、次のように教えてくれた。
「それなら競馬セブンでしょ。あそこはスタッフも凄いし、歴史も違う。俺らみたいなサラリーマンじゃないから、競馬への取り組み方が違う。俺らは日曜日に競馬が終われば飲みに行くことしか考えていないけれど、彼らはすぐに次のレースに向けて動いている」
創業19年の競馬情報サイト「競馬セブン」は、競馬関係者なら誰もが知る大物関係者が所属していることで有名だ。ビッグアーサーに騎乗する福永祐一騎手をはじめとした現役ジョッキーの半数以上に騎手になるためのイロハを教えた元競馬学校の教官や、元調教師、現役トラックマン(競馬記者)、さらに馬主界の大御所までズラリと揃っている。そんな競馬セブンに、間近に迫ったスプリンターズSについて話を聞いた。