【根岸S(G3)展望】コパノキッキング×マーフィー衝撃再び!? ダート転向「あの馬」にも注目
2月2日(日)に東京競馬場で開催される根岸S(G3)。優勝馬にはフェブラリーS(G1)への優先出走権も与えられるため、今年も有力なメンバーが揃った。
昨年、このレースの勝ち馬・コパノキッキング(セ5歳、栗東・村山明厩舎)が今年も人気を集めると見られている。
強烈な末脚を武器に、昨年の同レースを鮮やかな差し切り勝ち。その後は、藤田菜七子騎手とタッグを組み、フェブラリーS(G1)5着をはじめ、重賞を転戦。少し足踏みをしたものの、後半では逃げて東京盃競走(G2)を勝利すると、JBCスプリント(G1)でも堂々の2着。暮れのカペラS(G3)では好位追走から抜け出して勝利をあげた。
今回は菜七子騎手からマーフィー騎手に手を戻しての挑戦となる。昨年よりも2キロ重い斤量が気になるが、また鮮やかな差し切り勝ちを見せてほしい。
ダート転向初戦のモズアスコット(牡6歳、栗東・矢作芳人厩舎)にとって、ここが試金石となる。
一昨年の安田記念(G1)の勝ち馬。続くスワンS(G2)も2着に入り、その後の活躍を期待する声も大きかったが、同年のマイルチャンピオンS(G1)で1番人気ながら13着と惨敗すると、香港マイル(G1)も7着。翌年になって2年連続でスワンS(G2)2着はあったものの、調子はあがらず、凡走に終始。マイルチャンピオンSで14着と、2年連続で二桁着に終わったこともあり、陣営は今年から路線変更を決断したようだ。
1週前追い切りでは、坂路4F50秒6、ラスト12秒2を記録。この日の一番時計を馬なりで叩き出すなど調子は悪くないようだ。今後、ダートを主戦場にするならば、ここで結果を残したいのは当然だ。
ミッキーワイルド(牡5歳、栗東・安田隆行厩舎)も上位を狙う。
昨年は始動戦から2勝クラスで3戦連続2着。だが、4月に同クラスを勝つと、麦秋S(3勝クラス)も勝利。OP入りと果たし、重賞初挑戦となったプロキオンS(G3)でも、勝ち馬から0.1秒差の2着と好走してみせた。
昨年最終戦の霜月S(OP)でも勝利を収め、すっかりOPクラスに定着。ここで重賞初勝利をあげて、大きく飛躍したいところだろう。