JRAプロディガルサン高確率で『2着以内』!? 東京新聞杯(G3)激走条件は整った!?
9日東京競馬場で東京新聞杯(G3)が開催される。圧倒的な本命馬不在で混戦が予想される難解なレースだ。ここは3年前の同レースで2着のプロディガルサン(牡7歳、美浦・国枝栄厩舎)を狙いたい。
プロディガルサンは父ディープインパクト、母ラヴズオンリーミー(母父Storm Cat)という血統。兄弟にリアルスティール、ラヴズオンリーユーとG1馬がいる超良血馬だ。
全兄「リアルスティール」は共同通信杯(G3)と毎日王冠(G2)で1着、天皇賞・秋(G1)2着。全妹「ラヴズオンリーユー」はオークス(G1)を勝っている。また半弟「ジンゴイスト」も名古屋競馬から中央再転入後、東京競馬場の500万下のレースで惜しい2着、3着と好走している。このことからも、東京コースと相性のいい血統であることがわかる。
また父ディープインパクト×母父Storm Catの配合の産駒も、東京コースを得意としている特徴がある。この配合は、キズナ、サトノアラジン、エイシンヒカリ、ダノンキングリーらを輩出している。
「キズナ」は日本ダービー(G1)、「サトノアラジン」は安田記念(G1)、京王杯SC(G2)、「エイシンヒカリ」はエプソムC(G3)、毎日王冠、「ダノンキングリー」は共同通信杯、毎日王冠を制している。これだけ東京コースでの重賞勝ちがあることから、もはや血統背景に不安はない。
プロディガルサンの近3走はリステッド競走に出走し、2桁着順が続いている。7歳馬という年齢からもピークを過ぎたと思われるかもしれない。4日(火)時点の『netkeiba.com』予想オッズは14番人気・単勝146.0倍となっている。
しかし、東京新聞杯はリピーターの多いレースだ。エキストラエンドが14年2着、16年2着、サトノアレスが18年2着、19年3着と馬券に絡んでいる。エキストラエンドは7歳で2着になっている。
プロディガルサンは2着となった17年以来の3年ぶりの出走になるため、リピーターとして馬券に絡む可能性は十分にある。
また管理する国枝厩舎は今年8勝を挙げ、リーディング首位を突き進んでいる。ここまでの成績は勝率.308、連対率.500と驚異の数字だ。出走馬が1/2の確率で2着以内になるという絶好調ぶりだ。
東京新聞杯は「血統、レース条件、厩舎」と好材料が揃った「良血穴馬」プロディガルサンが覚醒し、一波乱起こすかもしれない。