【フェブラリーS(G1)展望】連覇狙う武豊インティVSダートの新星モズアスコットが激アツ!?古豪サンライズノヴァ、ノンコノユメも虎視眈々
3連勝でプロキオンS(G3)を制したアルクトス(牡5、美浦・栗田徹厩舎)は、美浦のウッドで追い切られ3頭併せで併入し、5F67.7秒-13.3秒。前走の南部杯は2着に敗れたが、今回は4戦4勝の東京ダート1600m。得意の東京で頂点を目指す。
栗田徹調教師は「今日はそれなりに負荷をかけた。まだ良くなりそう。以前は右トモが弱点で使うと疲れが出たけど、それが不安なくこられた」と良化がうかがえる。
侮れないのが武蔵野S(G3)を5着から直行するサンライズノヴァ(牡6、栗東・音無秀孝厩舎)だ。ただ一頭、他馬よりも3キロ重い59キロを背負って果敢に先行して0.6差なら度外視しても問題はないだろう。南部杯(G1)でアルクトス、ゴールドドリームを破った底力は脅威となる。6勝を挙げる東京コースは大の得意としている。
忘れてはならないのが18年のフェブラリーS覇者ノンコノユメ(セ8、大井・荒山勝徳厩舎)か。昨年暮れの東京大賞典(G1)ではオメガパフュームの2着と気を吐き、8歳馬となった現在もまだまだ一線級でやれることを証明した。
穴で面白そうなのはモジアナフレイバー(牡5、大井・福永敏厩舎)だろう。先日、3月28日(土)に行われるドバイのゴドルフィンマイル(G2)に選出され、招待を受諾すると発表があったばかり。強豪が揃った東京大賞典ではゴールドドリームに先着。中央馬が上位人気を分け合う中で馬券に割って入ったのは見事な走りだった。
他にもみやこS(G3)勝ちのヴェンジェンス、武蔵野Sを勝ったワンダーリーデル、川崎記念(G1)3着デルマルーヴルもスタンバイ。
春のダート王はどの馬になるのだろうか? フェブラリーSは23日(日)15時40分の発走予定だ。