これじゃ「G3」!? 秋華賞(G1)大本命シンハライトが故障で回避……一気に混戦ムードも、レースの中心に「信頼なし」?

 10月16日に開催される3歳牝馬G1の最終決戦・秋華賞の「大本命」と目されていたシンハライト(牝3 栗東・石坂厩舎)が、左前脚浅屈腱炎を理由として同レースを回避することがわかった。

 今春のオークスを制し、秋初戦のローズSも後方から一気の末脚で勝利し、着差以上の強さを見せたシンハライト。ライバルと言われたジュエラーが同レースを大敗したとあって、秋華賞は「人気1本かぶり確実」と予想されていた中での骨折。非常に残念だ。

 今年の牝馬クラシック路線は早くから「3強」とされたが、メジャーエンブレムは夏に故障で休養、ジュエラーは桜花賞後に骨折、そして今回のシンハライトと、全馬にアクシデントが起きてしまった。この強豪に割って入ると言われたチェッキーノも屈腱炎を発症し、休養中である。

 牡馬においてもスマートオーディンやリオンディーズが故障するなど、ハイレベルな3歳世代の故障が相次いでいる状況だ。今後の競馬界を担う馬たちが戦線離脱をしていくのは、なんとも心が痛い。

 秋華賞に関しては、今回のシンハライトの離脱によって一気に混戦模様に。実績では桜花賞馬ジュエラーが断然の1番だが、骨折明けの前走は思うようなレースができなかった。一方、紫苑Sを制したビッシュがより注目を集めており、この2頭を中心に予想が展開されると見るが……。

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