元JRA藤田伸二「怒声」川田騎手に「天狗になってるんちゃうんか?」と苦言……「俺はアカンとは思えん」理解は示すも
ネット上では先週の阪急杯「降着騒動」に様々な意見が飛び交った。
ファンにとっても裁決結果の賛否もあり、降着によって的中していたはずの馬券がハズレになったり、そのお陰で的中となって助かったりと悲喜こもごもだ。
そんな中で、元騎手の藤田伸二氏が自身のTwitterで件の騒動に対し、自分なりの見解を述べた。
「川田が北村に怒鳴ってるのが拾われてたとか…無人やし音声を拾ったんやな? 」
藤田氏といえばフェアプレーで知られるクリーンなジョッキーとしても有名である。騎手を引退してからも、競馬界のご意見番として歯に衣着せぬ発言が支持されている。一見、厳しい内容のように思えても、常に競馬を気にかけて後輩を見守る姿勢には「アニキ」と慕うファンも多い。それだけに今回の降着に対して一家言あったのは当然かもしれない。
「危険を察知したからこその発言やろし、俺はアカンとは思えん」
藤田氏も川田騎手の言動については、「俺もそのタイプに間違いないからな」と認めた上で、「やった、やられたは感情的であってもいい」と一定の理解を示した。
それとともに自身の現役時代を振り返り、「俺も破天荒な騎手だったが、やる事は無くてもやられたらムカついたよ」と述懐。後輩・川田騎手のこれからについても「豊さんの様に皆んなから愛されるジョッキーにならんとな」と藤田騎手なりの辛口なエールを送った。
その一方で、「やられた奴が先輩なら川田も怒鳴りはしないだろう」と苦言を呈しつつ、「若くしてテッペンを極めたから天狗になってるんちゃうんか?」とチクリ。「俺は豊さんの絶頂期。テッペンは無理やったが天狗になる事は無かった」と付け加えることも忘れなかった。
「フェアプレー賞の記録を抜いてから調子に乗ってほしいもんだな」
現役時代、唯一の特別模範騎手賞、複数回受賞者となった藤田氏の発言だけに説得力がある。
川田騎手に大先輩・藤田氏のフェアプレーへの熱い想いは届くだろうか。