JRA藤田菜七子&M.ミシェル騎手は「何故」成功したのか。「私、すごく頑固なんです」2人に共通する「秘訣」とは
彼女自身、ジョッキーという仕事があること自体、競馬学校に入学する直前まで知らなかったという。いざ、入学してみると絵に描いたような男性社会……怯むところがあって当然だが、持ち前の頑固さと気の強さで、男性騎手に勝るとも劣らない技術を身に着けた。
「ミシェル騎手が『メンタルがタフじゃないとやっていけない』と語っている通り、男性社会で女性が成功することは、言うまでもなく至難の業。女性だから……という偏見は日本だけでなく、ミシェル騎手が所属するフランスや欧州にもありますから。
そう考えるとミシェル騎手はもちろん、日本で活躍する藤田菜七子騎手も、長く続く男性社会の競馬界で“女性の歴史”を作っているというか、本当に凄いことをやっていると改めて思います」(競馬記者)
実際に昨年、藤田菜七子騎手が『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演した際、師匠の根本康広調教師が「(中身は)男です。見た目以上に気が強い」と愛弟子のことを語っていたのは有名な話だ。
日本で確かなポジションを確立したミシェル騎手と、藤田菜七子騎手。男性に負けない技術はもちろんのこと、成功の秘訣はやはり“ハート”の強さにあるのかもしれない。