JRA大阪杯(G1)ダノンキングリーもアウト……C.ルメール「14日間自宅待機」要請で泣きっ面にハチ!?

 23日、JRAはドバイワールドカップデーに参加するため、UAEに入国していたC.ルメール騎手、古川吉洋騎手ら関係者たちに対して14日間の自宅待機を要請したという。そのため、ルメール騎手や古川騎手は3月28、29日、さらに4月4、5日に開催予定のレースで騎乗することが難しくなった。

 22日には、新型コロナウイルスの影響で、ドバイワールドカップデーの開催中止が主催者から発表されていた。多くの関係者たちは直前で出国をキャンセルしたものの、国際情勢を考慮して一足先に入国していたルメール騎手ら、一部騎手や関係者たちはすでにUAEに入国していた。

「なかでもルメール騎手は20日(金)のフラワーC(G3)で2連勝中のミアマンテ、22日(日)には素質馬サクセッションとともにスプリングS(G2)に挑戦する予定をキャンセルしてまで、UAEに先乗りしていました。

 その一番の理由はアーモンドアイのドバイターフ(G1)参戦だったようで、『ボクにとって(アーモンドアイは)ライフホース。ミスをしたくないので、万全の態勢で挑みたい』とまで話すなど強い意欲を見せていたんです。まさかそれが裏目に出てしまうとは……。非常に残念ですね」(競馬記者)

 またルメール騎手とは違い、UAE行きのキャンセルが間に合った騎手たちの一部は、急遽、週末の高松宮記念(G1)に参戦するようだ。

「いち早くキャンセルを表明していた福永祐一騎手は、高松宮記念でタワーオブロンドンに騎乗。またギリギリで間に合ったM.デムーロ騎手はモズアスコット、武豊騎手はアイラブテーラーに騎乗予定だと発表されました。また川田将雅騎手も予定が空いたはずですから、突然の参戦もあるかもしれません。

 一方、ルメール騎手は高松宮記念に参戦は不可。またさらに翌週に開催予定の大阪杯(G1)では、主戦を務めるサートゥルナーリアが大阪杯を回避したため、ダノンキングリーへの騎乗が内定していたものの、それも白紙になったみたいですね。ダノンキングリーには前走から継続して横山典弘騎手が騎乗するのか、それともL.ヒューイットソン騎手が代打を務めるのか。鞍上の行方にも注目が集まります。

 結果的に『泣きっ面にハチ』の状態になってしまったルメール騎手ですが、決断をした時点ではどのように事態が動くかは不明でした。ですので、一概に彼の判断を責めることはできませんよ。本人的にもショックは大きいと思いますけどね」(競馬記者)

 踏んだり蹴ったりのルメール騎手。自宅待機が明けた際には、このときの鬱憤を晴らすような活躍を期待したい。

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