G1競走10勝ホッコータルマエが今年いっぱいで引退! 「秋ダート王道路線」で最後の意地を見せられるか!?
ダート界の『レジェンド』ホッコータルマエ(牡7 栗東・西浦厩舎)が、今年いっぱいで引退することが分かった。
ホッコータルマエは今年で競走生活5年目となるが、積み重ねたG1勝利数は日本競馬史上初となる「10」。日本競馬に確かな足跡を刻み、種牡馬入りするようだ。サンデーサイレンスの血が一切入っていないキングカメハメハ産駒で、一定の需要が見込めると思われる。
これまでも地方・中央問わずダートの第一線で結果を残し続け、世界最高峰ドバイWCにも積極的に挑戦。タフさと丈夫さ、高い操縦性でダート界を牽引した。秋初戦となったマイルCS南部杯では、コパノリッキーとベストウォーリアには敗れたものの、しっかりと3着を確保。全盛期ほどではないにしろ、その安定感は未だ健在だ。
秋はJBCクラシック、チャンピオンズC、東京大賞典と「ダートの王道」で競走生活を締めくくる予定だ。ファンの間では「あと一つ勝ってほしいな」という声が多い。
今のダート界はコパノリッキーが「王政」を敷く中、新星アウォーディーがどう挑むか、というところが最大の焦点か。ホッコータルマエは頼もしい「後輩」にレジェンドとしての「最後の意地」を見せてくれるだろうか。今年のダート界は本当に熱くなりそうだ。