JRA D.レーン「天皇賞・春パス」「オークスより宝塚記念」!? 昨年“屈辱”を味わった、あの「超大物」とのコンビ再結成も?
「新型コロナウイルスの影響でドバイや香港の国際競走が中止になった都合上、今年の宝塚記念は早くから『例年以上の豪華メンバーになるかも』と言われています。そうなると、重要になってくるのが各馬の鞍上問題。レーン騎手にも相当な有力馬が回ってくる可能性が高いでしょう」(別の記者)
記者曰く、中でもレーン騎乗の可能性がある馬で最有力なのは、昨年の最優秀3歳牡馬サートゥルナーリアというから驚きだ。
今年3月の金鯱賞(G2)を完勝し、古馬戦線の中心に躍り出たサートゥルナーリアだが、予定されていた大阪杯(G1)を回避。春の目標は宝塚記念となっている。
本来であれば主戦のC.ルメール騎手で盤石だが、ドバイ中止により帰国を余儀なくされたアーモンドアイが宝塚記念出走を決めた場合、サートゥルナーリアが乗り替わりになる可能性が高いようだ。実際に両馬が激突した昨年の天皇賞・秋では、ルメール騎手はアーモンドアイを選択している。
「サートゥルナーリアとレーン騎手といえば、昨年の日本ダービー(G1)が思い出されます。無敗の皐月賞馬として単勝1.6倍に推されたサートゥルナーリアですが、ルメール騎手が騎乗停止になったことでレーン騎手に白羽の矢が立ちました。
しかし、スタートで大きく出遅れ、結果は4着……。レーン騎手も当然覚えているでしょうし、機会があればリベンジしたい思いは強いと思いますよ」(同)
他にも昨年の香港ヴァーズ(G1)を制したグローリーヴェイズ、大阪杯の覇者ラッキーライラックの動向次第では昨年のジャパンC(G1)2着のカレンブーケドールなども、宝塚記念に駒を進めてくればレーン騎手が騎乗する可能性があるという。
無論、新型コロナウイルスの影響も含め、今年の宝塚記念はまだまだ先行きが不透明だ。しかし、豪州の天才騎手の参戦は、例年以上の注目が集まる春のグランプリにとって、大きな目玉の1つになりそうだ。