国枝栄厩舎が秋華賞(G1)のフロンテアクイーンで必殺の「栗東留学」敢行!勝負所を前に強いられた「屈辱のエビダンス」の真相とは
結果的に、早めの全力加速を強いられたフロンテアクイーンは上手くインコースを立ち回り、最後の直線では外に持ち出されたが、ビッシュとヴィブロスを捕らえる前に力尽きた。最後は蛯名騎手の必死のゲキに応えて、なんとか3着を確保している。
確かにレースこそ見た目は上位2頭に完敗だが、フロンテアクイーンの不利も決して小さなものではなく、完全に勝負付けが済んだわけではないはずだ。
裏を返せば、だからこそ国枝調教師はフロンテアクイーンの栗東留学を決断したともいえる。
先週5日、大本命シンハライトの秋華賞回避の速報を東京スポーツの取材で知った国枝調教師は「本当か!?」と驚いた後に「無事に行くのは簡単そうで難しい」と”主役”の故障を嘆いた。だが、その後には「これでウチの着順は上がるかな」と不敵な笑み。
まったく見込みのない馬で、このようなことは言わないはずだ。