武豊「G1は幅をもたせてほしい」JRAの制限に不満たらたら…アドマイヤビルゴ断念だけじゃない“2番手”ならではの「事情」
「今年、リーディング3位と好調な武豊騎手ですが、これにはリーディング2位のC.ルメール騎手と同じエージェントの豊沢信夫氏の手腕が大きく働いています。
ただ、武豊騎手はあくまで“セカンドジョッキー”のポジション。これまでは遠征の多いルメール騎手が関東、武豊騎手が関西といった感じで上手く騎乗馬が分散していました。ですが、騎手の移動制限の影響でG1のある日曜だけでなく、土曜からルメール騎手と同じ競馬場で乗る機会が増えそうです。これは武豊騎手にとっては頭が痛いですよ」(別の記者)
実際に、先週の土曜日(18日)は両者とも翌日に皐月賞が控える中山で騎乗し、ルメール騎手は5勝の大爆発。対して武豊騎手は未勝利どころか、騎乗さえわずか2鞍……。移動制限が発表されて間もなかったとはいえ、今後もこのような状況が続くようでは、武豊騎手の成績に大きく響いてくる。
自身の公式ホームページでは「(JRAの)決定の趣旨は理解するところ」としながらも「G1については(移動制限に)幅をもたせてほしい」と思わず“本音”を覗かせた武豊騎手。状況が状況だけに叶わないことは本人も十分理解しているだろうが、やはり「競争に負けたくない」というのは勝負師の性なのだろう。