JRA天皇賞・春(G1)横山典弘「秘密兵器」でゴールドシップ“覚醒伝説”再現!? 2年ぶりG1は「計画通り」ミッキースワローに覚醒の時!
機は熟した――。
3日に行われる天皇賞・春(G1)で、ミッキースワロー(牡6歳、美浦・菊沢隆徳厩舎)が、満を持しての頂点獲りを狙う。
これまで重賞3勝ながら、G1・4戦では馬券に絡むこともできずに全敗……5着が最高着順だが、一般的な“G1では一歩足りない馬”とミッキースワローは、まったくの「別物」だ。
「馬に申し訳なかった。背伸びしたというか……」
ミッキースワローがG1に出走したのは2018年の有馬記念(G1)が最後、11着に大敗した。ただ、当時は晩成傾向のミッキースワローに、力が付き切っていない中での強行軍だった。だからこそ、菊沢隆徳調教師は「馬に申し訳なかった」と過去の判断を悔いているのだ。
あれから約1年半。「奥手のタイプなので無理をせず、成長を促しながらやってきた」と師が話している通り、ミッキースワローはG3、G2といった“身の丈”にあったレースで、下積みを積み重ねてきた。
そして重賞2勝を加え、2着2回、3着1回。今や、どんなビッグレースに出走しても恥じないだけの実績を積み上げてG1の舞台へ帰ってきた。
「ここに来て、やっと馬が本格化してきましたね。2018年のG1挑戦は3戦とも、すべて出遅れと力を発揮できませんでしたが、トモに力が付いた今では菊沢調教師も『特にゲートが悪い馬ではない』と胸を張っていました。
また、久々のG1に天皇賞・春を選択したのも陣営の計算通り。『操縦性が高いので、G1を勝つには京都の3200mが最も合っている条件』と、ここで乾坤一擲の走りを期待しているようです」(競馬記者)
また今回、ミッキースワローには“秘密兵器”が導入されるかもしれないという。