JRA川田将雅・ダノン続々「乗り替わり」。プレミアムもスマッシュも……。状況打破はヴィクトリアマイル(G1)次第か!?
「前走のオーストラリアのレースを除いて、これまでダノンプレミアムの手綱は川田騎手が取ってきました。しかし、すでに安田記念はアドマイヤマーズとのコンビで参戦が決定しているため、乗り替わりとなってしまいそうです。帰国後、ダノンプレミアムのローテーション発表がなかなかされなかったため、しょうがない部分はありますが……。
オーナーのダノックスと川田騎手は蜜月関係にありますが、有力馬2頭の乗り替わりで関係性にも影響が出るかもしれません。同オーナーの所有馬で、G1戦線を賑わかせているのはダノンプレミアム、ダノンスマッシュ、ダノンファンタジー、ダノンキングリーの4頭。一時はそのうち3頭をお手馬にしていましたが、状況が一変してしまいましたね。
安田記念で乗り替わりとなっても、ダノンプレミアムの基本線は川田騎手だと思われます。しかし、同馬はここ1年勝利から遠ざかっているため、乗り替わりの安田記念で結果を残すようなことがあれば、もしかしてもありそうですね……」(競馬記者)
昨年の4月終了時点では、「ダノン×川田」で重賞4勝を挙げていたが、今年はわずか1勝のみ。また川田騎手自身もダノンスマッシュで制したオーシャンSを最後に、重賞勝利から遠ざかっている。その状況に有力馬2頭の乗り替わりは、耳の痛い話だろう。
この悪い流れを打破するためには、ダノンファンタジーと挑むヴィクトリアマイルが重要な1戦となりそうだ。ここで結果を出して、再度オーナーサイドへアピールできれば、状況が一変するかもしれない。
前走の阪神牝馬S(G3)でダノンファンタジーは1番人気に支持されながらも、5着に敗れてしまった。だが、川田騎手は「とてもいい内容で走ってこられましたし、次はもうひとつ良くなってくれると思います」と前向きなコメントをしており、次走に期待が持てそうだ。
果たして川田騎手はヴィクトリアマイルで結果を出して、「ダノン×川田」の再興をすることができるだろうか。川田騎手の“勝負強さ”に期待したい。