JRA武豊「日本ダービー」正念場!? 「6億円」アドマイヤビルゴら候補総崩れ……最終兵器は明日の「アノ馬」か
有力候補に挙がっていたのはアドマイヤビルゴ、皐月賞でコンビを組んだマイラプソディだったが、前者のダービー出走は今回の敗戦でほぼなくなった。残った後者も皐月賞(G1)では力負けといえる完敗で、このままでは厳しい戦いを強いられそうだ。
「皐月賞では先約のあったマイラプソディに騎乗しましたが、ダービーは流動的と見られていました。アドマイヤビルゴが京都新聞杯で結果を残せば最有力でしたが、今日の敗戦で厳しい状況。プリンシパルS(L)で武豊騎手が騎乗したポタジェも優先出走権を獲得できず、現実的にダービー出走は不可能となっています。
となると、やはり注目されるのは里見オーナーの2頭でしょう。
武豊騎手で弥生賞(G2)を勝利したサトノフラッグは、皐月賞で騎乗したC.ルメール騎手がワーケアとコンビでダービーに挑むことが発表され、鞍上が未定のままです。
一方、サトノインプレッサは矢作先生のコメントによると、NHKマイルC(G1)の結果次第ではダービー参戦の可能性もありそうです。幸い、この2頭はどちらもオーナーが同じですから、サトノインプレッサが敗れればサトノフラッグに騎乗する可能性もあるかもしれません」(競馬記者)
武豊騎手にとっても、こうなってしまった以上、サトノインプレッサで明日10日のNHKマイルCを勝利し、自らの手で日本ダービーへの扉をこじ開ける他ない。
はたして競馬界のレジェンドは、ダービーでどの馬の背に跨がっているのか。
そういった意味でも注目度の高いNHKマイルCとなりそうだ。