JRA「騎手買い」でダービーの大穴発見!? 重賞で驚異的な好成績を残しているアノ騎手を狙い撃ちで高配当ゲットも?
今年の日本ダービー(G1)は皐月賞(G1)で3着以下を大きく突き放したコントレイル、サリオスの一騎打ちが濃厚と見られているが、この2頭で決着しても馬券的な妙味はないに等しい。
そこで、少しでも高配当の馬券を狙うためにも第3の馬の激走に期待したいところだ。というわけで、上位人気確実で配当妙味の少ない2頭以外に高配当の使者となる馬を探してみたい。
競馬の予想は馬の能力を評価するのがオーソドックスな方法ではあるが、今回は「騎手買い」で穴馬を狙えないだろうか。一見、力の足りない馬に思えても手綱を取る騎手の乗り方次第であっと驚く激走を見せることは珍しくはない。
最近の好調から今回白羽の矢を立てたのは和田竜二騎手だ。
和田騎手は先週のオークス(G1)では、13番人気のウインマイティ―で3着に入り、穴男としての存在感を見せたばかり。2週連続で期待するのは少々虫のいい話かもしれないが、激走を裏付ける背景も少なからずあったことを強調しておきたい。
以下は和田騎手の3月14日から5月24日のおもな重賞成績である。
中山牝馬S(G3)3番人気1着フェアリーポルカ
高松宮記念(G1)15番人気(1位入線4着降着)クリノガウディー
福島牝馬S(G3)3番人気1着フェアリーポルカ
京都新聞杯(G2)4番人気1着ディープボンド
オークス(G1)13番人気3着ウインマイティ―
和田騎手が騎乗した重賞は全部で10鞍だ。1位入線した高松宮記念を1着と仮定した場合、実質4勝の【4.0.1.5/10】となり、勝率4割と驚異的な好成績を収めていることが分かる。
しかも、この間で着順が人気を下回ったのはフィリーズR(G2)11番人気13着エヴァジョーネ、毎日杯(G3)6番人気7着テイエムフローラの2鞍のみ。残りの8鞍はすべて人気より上の着順に騎乗馬を好走させている。
対象となった計10鞍で1、2番人気馬の騎乗がなかったことも、いかに和田騎手が戦前の下馬評以上の好結果を出していたかの証明にもなるだろう。