菊花賞に挑むエアスピネルに武豊騎手が前祝い!全弟エアウィンザーが初勝利も、気になる今後の進路は「人の事情」と「馬の将来」で大きく揺れる?
ただ、そうなってくると気になるのがエアウィンザーの「今後の進路」ということになる。
というのも、デビュー前から高い素質を感じさせていたエアウィンザーは、早くから兄が惜しくも2着に敗れた朝日杯フューチュリティS(G1)の制覇することで、武豊騎手の『JRA全G1勝利』達成が期待されていたからだ。
無論、来年には新たに大阪杯がG1昇格することが決まっており、あくまで暫定的なものになってしまうが、逆に述べれば”リーチ”がかかっているのも今年が最後。昨年の2着馬を兄に持つエアウィンザーは、その有力候補だったということだ。
ただ、エアウィンザーがデビュー戦を迎えた9月25日頃であればまだしも、10月の暮れの未勝利勝ちとなっては日程的にあまり余裕がない。
無論、昨年のリオンディーズのように1勝馬の身で挑むこともできるが、「自分から進んで行くようなところはない」と指摘されているエアウィンザーが、果たしてマイルのレースに対応できるのかも不安が残る。
現状を考慮すれば、2000m前後のレースを使って来春のクラシックを目指すのがエアウィンザーに最も適しているのかもしれない。
だが、どうやらエアウィンザーの朝日杯フューチュリティS制覇が期待されている理由は、もう一つあるようだ。