JRA安田記念(G1)武豊ウオッカ「ドキドキさせてすみません」絶体絶命の前が壁! ヴィクトリアマイル(G1)アーモンドアイ4馬身を上回る7馬身差で挑んだ2009年
だが、ウオッカにとってこの年の秋は試練が待ち構えていた。毎日王冠(G2)、天皇賞・秋(G1)を春から急成長したカンパニーの前に連敗。「この馬の背中は渡したくない」とコメントしていた武豊騎手からルメール騎手へ乗り替わりが発表されたのだ。競馬界に大きな衝撃を与える事件となったが、初騎乗のルメール騎手は見事にジャパンC(G1)優勝に導き、ウオッカは7冠馬に輝いた。
今年、ウオッカと同じく7冠馬となったアーモンドアイの手綱を取るのが同じくルメール騎手ということも何かの因縁かもしれない。
そしてルメール騎手が「僕が今まで乗ってきた中で一番強い」と豪語するのがアーモンドアイだ。両馬に騎乗したルメール騎手の発言だけにアーモンドアイがウオッカ以上ということにもなる。
女傑ウオッカ以上となれば、8冠を成し遂げる可能性は十分に考えられるだろう。