JRA武豊アイスストームVS連覇狙うレイエンダ! サリオス姉サラキアも虎視眈々、過去10年8勝「4歳勢」にもチャンスあり【エプソムC(G3)展望】
1頭目は、まだキャリア6戦というオルフェーヴル産駒のアンドラステ(牝4歳、栗東・中内田充正厩舎)。
3勝クラスを勝ち上がったばかりで抽選対象になる可能性はあるが、先行力を武器にデビューから全て馬券圏内の「4-1-1-0」と安定感が持ち味。前走のパールS(3勝クラス)では、初めて後ろからの競馬となったが、スローペースの前残り競馬をものともせず直線一気に差し切った。出走がかなえば、今後を占う試金石となる。
もう1頭の4歳牝馬はシャドウディーヴァ(牝4歳、美浦・斎藤誠厩舎)だ。
こちらはすでにキャリア14戦と経験豊富。さらに14戦のうち9戦が重賞で、G1にも4度挑戦している。ここ2戦は2ケタ着順に終わっているが、3走前の東京新聞杯(G3)は、牡馬に交じって2着と好走。2頭とも、同じ日に行われる牝馬限定のマーメイドS(G3)ではなく、牡馬相手のエプソムCに果敢に挑戦してくるということは、陣営は勝機ありとみている証拠だろう。
混戦ムードが漂う今年のエプソムC。ここから大きく飛躍する馬は登場するだろうか。