JRA安田記念(G1)グランアレグリアを「ワープ」させた『みんなのKEIBA』に批判殺到!? 大本命アーモンドアイ「大写し」の結果敗戦……6年前「ハープスター事件」の悪夢再び
今週の『みんなのKEIBA』は、またも「みんな」のものではなかったようだ……。
7日、東京競馬場で行われた安田記念(G1)は、3番人気のグランアレグリア(牝5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が優勝。
一方で、史上最多となる芝G1・8勝目に挑んだアーモンドアイは、単勝1.3倍の大本命に支持されたものの2着止まりだった。
「さあ、アーモンド届くか、アーモンド届くか、アーモンド届かない、アーモンド届かない――!」
そんな立本信吾アナの実況が響き渡ったのは、毎週のレース中継でおなじみの『みんなのKEIBA』(フジテレビ系)だ。競馬ファンにとっては欠かせない人気番組だが、今週の放送に限っては、いささか不満の声があるようだ。
「オッズ的にも単勝1.3倍ですから、注目がアーモンドアイに集まることは間違いないですが、それにしてもアーモンドアイに偏り過ぎましたね。レース実況は大本命馬が敗れたこともあって、ある程度アーモンドアイに偏るのは仕方ないにしても、あのカメラワークは……。
結果的に2馬身半差を付けられて完敗した馬を追い掛けたせいで、勝ったグランアレグリアがいつの間にか、先頭へワープしていました(笑)」(競馬記者)
実際に、安田記念の最後の直線では、カメラがいきなりアーモンドアイをズームアップ。わずか数秒のことだが、コンマ数秒を争うのが競馬である。この結果、自分が応援していた馬を見失ってしまったファンが続出したようだ。
そんなこともあってレース直後、ネット上の競馬ファンからは『みんなのKEIBA』のカメラワークに対する批判が殺到。SNSや掲示板を通じて「あれ、どうにかならんか……」「アーモンドアイ専用カメラなの?」「他の馬の状況が全然わからなかった」など、著しく公平性を欠いた中継に疑問の声が相次いだようだ。
『みんなのKEIBA』といえば、昨年のアーモンドアイが3着に敗れた安田記念の翌週の放送でも、冒頭約10分間に渡り、アーモンドアイの敗戦を特集。
まるでアーモンドアイが勝つ前提で用意していたVTRを改変して作ったかのように、勝ったインディチャンプにはほとんど触れられず、最強女王の擁護し続けた姿勢は「明らかな偏向報道」と一部のファンから批判の対象になっていた。