JRA揺れるルメール「2020夏休み」の行方。函館「厳戒態勢」でゴルフ制限……武豊「1カ月休んでいい」猛プッシュに現実味?
今週末から例年通り函館競馬が開幕するが、新型コロナウイルスが猛威を振るった今年は「開催そのもの」が危ぶまれていたというから驚きだ。
「新型コロナウイルスの影響で一般人の遠出も自粛ムードですし、騎手も東西のトレセンに行き来できないなどの制限がありましたからね。日本の中でも感染者数が多かった北海道の競馬開催ですし、何よりも他県から多くの関係者が流入すること自体がリスクの高い行為。緊急事態宣言が解除される以前は、函館・札幌の中止論さえ浮上していました」(競馬記者)
そういった背景もあり、今年の函館開催の内情は見た目以上に綱渡りだ。なんとか開催にこぎ着けたもののJRAからは「家族帯同の禁止」や「20時以降の外出は禁止」など厳しい制限が敷かれ、一部の関係者からは「まるで監獄」という悲痛な声もある。
そんな中、改めて「今後の動向」が注目されているのが、現在リーディングをひた走っているC.ルメール騎手だ。
ルメール騎手といえば「暑さ嫌い」で有名でJRA移籍後、夏は毎年のように涼しい北海道にべったり……。競馬だけでなく、ゴルフや地元のグルメを楽しむなど、北海道の夏を満喫している。
しかし、今年はそうはいかなさそうだ。6月こそ東京での騎乗が中心のルメール騎手だが、7月以降は例え“厳戒態勢”でも、例年通り北海道シリーズに参戦するのだろうか。