JRAユニコーンS(G3)カフェファラオVSレッチェバロックは「第二のクロフネ」争い!? 日本ダート界を席巻した外国産馬達を振り返る
■東京大賞典
トーヨーシアトル (1997平安Sなど)
スターキングマン (2004日本テレビ盃)
アポロケンタッキー(2016みやこSなど)
■マイルチャンピオンシップ南部杯
ゴールドティアラ (1999シリウスS・2000プロキオンSなど)
ベストウォーリア (2014・2015プロキオンSなど)
■JBCクラシック
アウォーディー (2016アンタレスSなど)
■JBCスプリント
ノボジャック (2001東京盃など)
サウスヴィグラス (2003根岸Sなど)
スーニ (2011東京盃など)
ダノンレジェンド (2014カペラSなど)
■ジャパンダートダービー
カフェオリンポス
■全日本2歳優駿
スーニ
オーブルチェフ
リエノテソーロ (2018スパーキングレディーCなど)
■ダービーグランプリ ※2007年まで
パーソナルラッシュ(2004エルムSなど)
上記以外にもJRAのダート重賞を勝利しているのは以下の外国産馬(一部抜粋)。
アグネスウイング (2004シリウスS)
アジアエクスプレス(2014レパードS)
イジゲン (2012武蔵野S)
エアアルマス (2020東海S)
エアハリファ (2015根岸S)
エイシンロンバード(2007武蔵野S)
コパノキッキング (2018・2019カペラS・2019根岸S)
シンコウスプレンダ(2000エルムS)
シーキングザベスト(2006武蔵野S)
ストーンステッパー(1996根岸S)
スーパーナカヤマ (1998ガーネットS)
セレクトグリーン (1999・根岸S)
エイシンロンバード(2007武蔵野S)
タイキシャトル (1997ユニコーンS)
バトルライン (1997プロキオンS・1997エルムSほか)
ビクトリーテツニー(2008カペラS)
フェラーリピサ (2009根岸S・2008エルムS)
ブロードアピール (2002ガーネットS・2001シリウスS・2001プロキオンS・2000根岸S)
マスクゾロ (2016シリウスS)
マテラスカイ (2018プロキオンS)
マンボツイスト (2002マーチS・2001平安S)
ワシントンカラー (1997・1998根岸S・1999ガーネットS)
なかなか個性的な馬が揃っており、懐かしいと感じた競馬ファンも少なくないだろう。ダート路線から芝へ転向し快進撃を続けたタイキシャトル、フェブラリーSやマイルチャンピオンシップ南部杯だけでなく、天皇賞(秋)や香港カップ、マイルチャンピオンシップなど芝ダート問わず勝ちまくったアグネスデジタルといった歴史的名馬。そしてダートグレード競走9勝のスーニとダノンレジェンドなど、まさに外国産馬が各世代のダート界を席巻した。
ちなみにユニコーンSは過去にタイキシャトル、ゴールドティアラ、アグネスデジタル、ベストウォーリアといった外国産馬が勝利している。そしてその4頭は後にG1レースで活躍、すべてがG1かJpn1を勝利し、タイキシャトル・アグネスデジタルは海外のG1レースも勝利しているのだ。そういった意味でもユニコーンSは、外国産馬にとって非常に重要なレースといえるだろう。
今年はレッチェバロックとカフェファラオだけでなく、オーロラテソーロ、フルフラットと合計4頭の外国産馬が登録し、いずれも有力となっている。史上初の外国産馬による1・2・3着独占も決して不可能ではない。そして勝利した馬は、将来が約束されたといっても過言ではないのだ。