JRA「函館見参」武豊“お目当て”は函館スプリントS(G3)ダイアトニック以外にも!? 「美味しい海の幸も楽しみたいところですが……」レジェンドに「2頭」の大物候補
今週は、21日に行われる函館スプリントS(G3)のダイアトニックに騎乗するため、函館へ向かう武豊騎手。新型コロナウイルス感染拡大防止のため「20時以降の外出禁止」など様々な規制が設けられている厳戒態勢の地だが、ダイアトニックの他にも“津軽海峡を渡る”価値は十分にありそうだ。
20日にデビュー戦を迎えるモンファボリ(牝2歳、栗東・須貝尚介厩舎)は、先週ノックオンウッドが新馬戦を快勝して勢いに乗るフランケル産駒だ。
ノックオンウッドは不良馬場での勝利だったが、こちらは「フランケルの仔にしては軽そうな(走りをする)タイプ」と、いい意味で欧州種牡馬独特の重厚さが感じられないとのこと。初戦から十分に期待できそうだ。
「モンファボリを担当するのは、G1・6勝馬ゴールドシップを手掛けた今浪隆利厩務員。昨年の函館のデビュー戦を勝って、札幌2歳S(G3)でも2着したサトノゴールドも、今浪厩務員と武豊騎手のコンビでした。これだけを見ても陣営の期待の高さが窺えますよね。
非凡なゲートセンスですし、ダッシュ力もかなりありそう。いかにも函館1200mに向いてそうなタイプだけに、先輩の後に続けるポテンシャルは秘めていると思いますよ」(競馬記者)
また21日にデビューを迎えるロジネイア(牝2歳、美浦・古賀慎明厩舎)は、叔母にG1・7勝のアーモンドアイがいるスケール感溢れる血統馬だ。
「父が今春の二冠馬デアリングタクトを出したエピファネイアということもあって、1200mというタイプではないかもしれません。ですが、追い切りの動きが抜群に良いんですよね。年上の併せ馬にも負けていませんし、陣営も『追い切りでスピードを感じるから』ということで1200mを使うようです」(別の記者)
18日に自身の公式ホームページを更新し、「今週末は函館での騎乗。美味しい海の幸も楽しみたいところですが、そこは控えめにして、ファンの皆さんに熱い競馬をお見せしたいと思っています」と誓いを立てた武豊騎手。
昨夏は合計7勝上げ、函館の夏を満喫した武豊騎手だが、今年は初週から白星ラッシュとなるかもしれない。