JRA武豊キセキ見限りは早計!? 宝塚記念(G1)反撃のヒントは前走の失速にあった! 今度こそユタカマジック炸裂か
「好スタートを決めた天皇賞・春でしたが、結局は我慢できずに先頭に立ったという見方だけで済ませるのは怖いです。落鉄と武豊騎手が『スイッチが入った』と振り返ったタイミングが重なるんです。
キセキが刻んだラップは、3番手にいたスティッフェリオがハナ差2着と好走しているように、決してオーバーペースとはいえません。そうなると、本来なら残れるはずのペースで想定外の失速をしたことにも合点がいきます」(競馬記者)
宝塚記念は昨年1番人気でリスグラシューの2着に敗れたレースだが、2馬身離した3着馬スワーヴリチャードは秋にジャパンC(G1)を優勝しているようにキセキにとっては得意な条件でもある。昨年に関しては勝ったリスグラシューがその後、コックスプレート(G1)、有馬記念(G1)を快勝したことからも、相手が悪かったと割り切ってもいい。
関西地方の週末の天気は崩れる予報も出ており、今年の宝塚記念も良馬場での開催は見込めなさそうでもある。さらに天皇賞・春の3200mから1000m距離が短縮する宝塚記念であれば、折り合いの問題も軽減される可能性が高いだろう。
鞍上の武豊騎手は重賞で不調が続いていたが、先週の函館スプリントS(G3)の勝利で連敗もストップした。
巻き返しの条件が揃ったことからもこのコンビの軽視は禁物といえそうだ。