JRA宝塚記念(G1)「惨敗」は“中山専用機”の証明!? 「こういう馬場は苦手」ブラストワンピースに待ち構える「いばらの道」
28日に行われた宝塚記念(G1)はクロノジェネシスの勝利で幕を閉じた。道悪巧者が2着に6馬身差をつける圧巻の走りで、春のグランプリ王者に輝いた。
その一方、1番人気に支持されたサートゥルナーリアは4着に敗れた。C.ルメール騎手は「距離と馬場ですね。良馬場ならもっと良い結果が出たと思います」とコメント。レースの1時間前に降った雨の影響で、良馬場まで回復していた馬場状態が再び稍重になったことがレースを大きく左右した。
同じく、馬場を敗因に挙げたのが、4番人気ながら16着に敗れたブラストワンピース(牡5歳、美浦・大竹正博厩舎)だ。
前走の大阪杯(G1)は行き脚がつかず後方からの位置取りでレースを進めたブラストワンピース。結果的に前残りのレースとなり、不利な展開に泣く7着。そのため、スタート後の直線が200m長くなる宝塚記念では、積極的な位置取りがポイントと陣営は戦前から話していた。
その期待に応え、宝塚記念でブラストワンピースは5、6番手の位置取りを見事に確保。前走のリベンジに向けて好発進に思えた。だが、4コーナーで手応えが怪しくなり、後続に次々と交わされてしまい16着に惨敗してしまった。
「やはりこういう馬場は苦手ですね。早々とついていけなくなりました」
レース後、川田将雅騎手は敗因を馬場だと話した。だが、これには疑問を感じざるを得ない。