JRA CBC賞(G3)同厩モズスーパーフレアに続け! 松若風馬騎手・音無秀孝厩舎・芝1200mの組み合わせは勝率50%! 3連勝ミッキースピリットが重賞初制覇を狙う!
今週7月5日に行われるサマースプリントシリーズ第2戦・CBC賞(G3)。今年は変則開催により阪神競馬場の内回り芝1200mで行われるが、ここへ3連勝でOP入りしてきたミッキースピリット(牡4歳、栗東・音無秀孝厩舎)が出走してきた。
この馬に騎乗する松若騎手は、ミッキースピリットを管理する音無厩舎所属のジョッキーであり、松若騎手と音無調教師は師弟コンビだ。
音無厩舎の馬に松若騎手が騎乗して芝1200mを走った今年の成績は、8戦4勝と好調である。
松若騎手と音無厩舎……この2人の組み合わせで思い出されるのは、今年の高松宮記念(G1)を9番人気の人気薄で優勝したモズスーパーフレアだ。
高松宮記念は、スタート直後に外枠から勢いよく飛び出してハナを奪い、自分のペースに持ち込む。そのまま直線に向いて後続を突き放すと、後方からクリノガウディー、ダイアトニックが迫ってきた。
途中でクリノガウディーが内側へ斜行したため、モズスーパーフレアも多少影響を受けたが、最後4頭の叩き合いの中で2着を確保。1着のクリノガウディーがダイアトニックの進路を妨害したため4着降着となり、モズスーパーフレアの繰り上がり優勝となった。
「モズスーパーフレアは繰り上がりの1着だったんですが、逃げ馬が二の脚を使い、ハナ差に持ち込んだことはもっと評価されて良いと思います。勢い良く追い込んできたグランアレグリアには着順を譲りませんでした。
道中のペース配分も良く、最後の最後まで諦めない馬の勝負根性を引き出した松若騎手は、見事な騎乗でしたね」(競馬記者)
スプリント戦に強い師弟コンビ。今回ミッキースピリットが芝1200m戦を連勝し、2人の前で能力を発揮し始めたというのも、何か運命的なめぐり合わせかもしれない。前走の朱雀Sのレース後に松若騎手が語った「馬がグンと良くなっています」という言葉は本音であろう。
モズスーパーフレアに続く音無厩舎2頭目のG1級スプリンター誕生となるか。松若騎手と音無厩舎が送り出すミッキースピリットが、いきなり激走したとしても驚けないだろう。