JRAプリモシーン&クリノガウディーに不安情報!? 関屋記念(G3)は波乱気配濃厚……想定外の好走が期待できるのは?
「○」は巻き返しが期待される17番サトノアーサー(牡6、栗東・池江泰寿厩舎)。
今年は東京新聞杯(G3)を4着で終えると、大阪城S(L)3着、六甲S(L)2着、都大路S(L)3着と馬券圏内をキープ。前走のエプソムC(G3)は1番人気を裏切って6着に終わったが、関係者は『前走は馬場が悪すぎたので度外視』と教えてくれた。
「調子は悪くないものの、近走は良馬場で走れていないのが痛いですね。ディープインパクト産駒らしく、一瞬の切れ味が一番の売りなので、それを生かすことができるならば上位進出も夢ではないはず。
新潟は初めてですが、スタッフは『ここは日本一長い659mもある直線での上がり勝負になる。サトノアーサーにはもってこいの条件だよ』と自信をのぞかせていましたよ」(競馬関係者)
調子を上げている16番グルーヴィット(牡4、栗東・松永幹夫厩舎)は「▲」だ。
今年の始動戦であるニューイヤーS(L)こそ、1番人気に支持されながら7着に終わるも、続く高松宮記念(G1)では6着と健闘。前走の京王杯スプリングC(G2)では先行すると、最後まで粘って3着に入ってみせた。
「夏場を得意にしているタイプではないものの、稽古を見る限りでは、動きやデキは悪くないようです。前走で右にモタれてしまったこともあり、ここではリングハミを着用する予定と聞きました。
松永師は『左回りのマイル戦は向いている。力を発揮できれば好結果につながる』と勝負気配でしたよ」(栗東関係者B)
「△」は8番ミッキーブリランテ(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)だ。
今年、錦Sを勝ち、これまで跳ね返されていた“3勝クラスの壁”を超えると、米子S(L)で3着、中京記念(G3)で5着と掲示板をキープする堅実な走りを見せている。
「前走は4コーナー手前から動いて早めに勝負に出たものの、直線で交わされてしまいましたね。ただ『力のあるところを見せてくれたので、悲観はしていない』と陣営はその能力を再確認できたと満足気でした。
スタッフいわく『馬群の中で包まれていた方が力を発揮できるタイプ』とのこと。展開次第ではあるものの、楽しみな存在であることは間違いないですよ」(競馬誌ライター)