JRA小倉記念(G3)ミスディレクションに好走条件そろった!五輪による“日程変更”と“血統”を味方に波乱演出へ!?
ミスディレクションの魅力は他にもある。血統的に一発の要素を秘めている。父ミスキャストは現役時代、重賞未勝利に終わったが、種牡馬として数少ない産駒から2012年の天皇賞・春(G1)を逃げ切ったビートブラックを輩出。同じ逃げの戦法で父に2つ目の重賞タイトルを送りたい。
そのミスキャストの母といえば、1990年代に主にマイル路線で活躍した名牝ノースフライト。そして、その父は多くのG1馬を出した名種牡馬トニービンだ。
近年の小倉記念は「トニービン持ちを買え」というのが格言となっているのは、血統派には広く知られるところ。実際に2016年から4年連続、過去10年では、実に8年でトニービン持ちが馬券圏内に好走している。
今年の出走馬で血統表にトニービンの名前があるのは、ミスディレクションとノーブルマーズの2頭。五輪によるイレギュラー開催と血統を味方にミスディレクションの逃げ切りに期待したい。