JRA C.ルメールを「出し抜き」8勝の固め打ち! 「絶好調」横山武史に藤岡佑介も感心する所作が勝利の秘訣か!?
先週の札幌開催では横山武史騎手が8勝を挙げる大活躍。函館リーディングを獲得した勢いは、札幌でも衰えを知らない。
リーディングトップのC.ルメール騎手が参戦している札幌開催で、8勝の固め打ちは価値が高いだろう。現在、札幌開催ではルメール騎手が19勝でトップ。それに14勝で横山武騎手が続いており、6勝で3位タイの武豊騎手と池添謙一騎手を大きく引き離して、早くも「2強」ムードとなっている。
デビュー4年目の若手ながら横山武騎手は、今年のフローラS(G2)で初の重賞制覇を飾った。すでに昨年の54勝を上回るキャリアハイの勝ち星を挙げており、この記録をどこまで伸ばすのかに注目が集まる。
「いまの横山武騎手は好成績を残すことで、有力馬の騎乗依頼が舞い込み、それで結果を残すという好循環にあります。これは、積極的な位置取りを心がける騎乗スタイルが評価されてのことだと思います。
父は名手の横山典弘騎手。その父が才能を高く評価しているだけあって、この成功は当然といったところかもしれませんね」(競馬記者)
現在、横山武騎手は全国リーディングで6位、関東のリーディングトップに立っている。2位の吉田隼人騎手に11勝差つけており、セーフティーリードと言えるかもしれない。今年は関東のトップジョッキーである戸崎圭太騎手、三浦皇成騎手が負傷により戦線離脱していたアドバンテージがあるとはいえ、デビュー4年目の若武者が関東を引っ張っている状態だ。
そんな横山武騎手の成功のカギは馬に対する姿勢にあるかもしれない。