エアスピネルに続け! 新種牡馬「期待の星」にサトノダイヤモンド妹登場のデイリー杯2歳S(G2)
そんなディーパワンサを脅かす存在とすれば、未知数な面の大きさも含めリナーテ(牝2 栗東・須貝厩舎)か。
母マルペンサは、今年の菊花賞で異次元の強さを発揮したサトノダイヤモンドの母。現状の競馬界において最高級の母馬の1頭の血を受け継いでおり、当然ながら大きな期待がかかっている。
新馬戦は道中3番手からの粘り腰で半馬身差勝利。兄のような瞬発力は見られなかったものの、新馬をしっかり勝ち切るのだからその素質に疑いようはない。
ステイゴールド産駒の牝馬はレッドリヴェールが目立つ程度で牡馬と比較すると大物は少ない。リナーテにしても兄とは異なりかなり気性に難ありの部分を見せていることからも、不安は決して少なくはないだろう。しかし、ここを勝てば一気に2歳戦線の主役に名乗りを上げることとなる。良血にふさわしいレースを展開できるのか注目だ。
他にもミッキーアイルの半弟であるタイセイスターリー(牡2 栗東・矢作厩舎)、ディープインパクト産駒のサングレーザー(牡2 栗東・浅見厩舎)など、キャリアが浅いだけに力関係は不明確で、荒れる要素も十分だ。デイリー杯2歳Sは、12日の京都11R発走。