JRAアーモンドアイ、エネイブルの偉業達成に「黄色信号」!? 凱旋門賞(G1)制覇に立ちはだかる「9馬身差」の衝撃が再び圧勝。日英最強牝馬に苦難の秋が……
また、ジャパンCも激戦となりそうだ。天皇賞・春(G1)を2連覇したフィエールマンが秋の最大目標に設定。さらに無敗の2冠馬コントレイルも秋のローテーションを「神戸新聞杯(G2)→菊花賞(G1)→ジャパンC」と想定しており、参戦の可能性が高い。これに加えて、牝馬2冠のデアリングタクトの出走も十分にあり得るだろう。
「アーモンドアイはクラブ規定で6歳3月までの引退が決まっています。つまり、G1が行われる年内での引退が濃厚です。ブエナビスタの引退レースで当時3歳のオルフェーヴルと対決したように、アーモンドアイと3歳代表の対決はファンが熱望するところです。
かつて、G1・8勝を目指して秋G1に挑んだテイエムオペラオーは、ジャパンCではジャングルポケット、有馬記念ではマンハッタンカフェに敗れました。これと同じように、アーモンドアイにも3歳馬が立ちはだかるかもしれませんね」(競馬記者)
史上初がかかるエネイブルの凱旋門賞3勝、アーモンドアイのG1・8勝は、強敵が立ちはだかり一筋縄ではいかないだろう。過去の名馬たちが達成できなかった記録というものは、それだけ壁が高いということだ。
この秋、イギリスと日本の最強牝馬はそろって偉業を達成することができるだろうか。