JRA北九州記念(G3)モズスーパーフレア&ジョーカナチャンに黄信号点灯中!? 有力馬も一刀両断する「激アツ関係者情報」から導いた買い目は?

 今週開催される北九州記念(G3)に「現場の声を重視するブロディN」が挑戦。本人は盛んに「復調! 復調!!」と叫んでいるが、本当なのだろうか……。

 舌の根の乾かぬうちに恐縮だが、まずは先週を振り返ろう。先週の関屋記念(G3)は切りと判断したプリモシーンとクリノガウディーが下位に沈み、「○」印を押したサトノアーサーが優勝。「◎」印だったアンドラステが3着、また「△」のミッキーブリランテも4着という結果。これは上出来といえる。長かったスランプから抜け出すのも近いと考えていいはずだ。

 今週はこの勢いに乗ってさらに結果を求めたい。まずここで「◎」を押したいのは、タイセイアベニール(牡5、栗東・西村真幸厩舎)だ。

 豊明S(3勝クラス)を勝利してOP入りを果たすと、続く春雷S(L)も3着と好走。そして今回も鞍上を務める松山弘平騎手にスイッチして挑んだ鞍馬S(OP)を優勝すると、前走のCBC賞(G3)でも4着と安定感ある走りを見せている。

「確実に力をつけている印象があります。なかでも折り合い面が成長しているようで、そのおかげで終いの脚の堅実さに磨きがかかっているようです。

ただ今の小倉競馬では高速決着が多発しているため、後方からの競馬をするタイセイアベニールには展開が向かないと考える人もいるでしょう。しかし、陣営は『反応の鈍さは松山騎手も理解している。それに時計は当然速いだろうけど、その分、前に出る馬のマークは厳しくなるからね。そのスキを突いていければ……』と明かし、『また過去10年で3勝を挙げている8枠に入ったのがいいね。包まれる心配もあまりないから』と話していましたよ」(競馬誌ライター)

「○」はアンヴァル(牝5、栗東・藤岡健一厩舎)だ。

 今年に入ってから北九州短距離S(OP)8着、阪急杯(G3)16着と凡走が続いていた。だが北村友一騎手に乗り替わった前走のCBC賞(G3)では11番人気ながらも2着の好走。三連単244万4630円の高額配当の立役者の1頭になっている。

「これまではゲートで騒がしくすることもありましたが、前走はキレイな発馬を決めて、好位からロスのない立ち回りで2着と好走。そのためスタッフは『中間の調整で入れ込みすぎて、本番のゲートで慌てないように細心の注意を払っている』と、そのときに得た教訓を活かしていると教えてくれました。

稽古を見る限り、デキは十分。昨年も北九州記念で3着に入るなどの実績もあるので、小倉にコースが替わる点はプラスでしょう。『ちゃんとゲートを出て流れに乗ることができれば、このメンバー相手でも楽しみ』と自信ありげでした」(栗東関係者A)

「▲」はブランクを感じさせない走りを見せるトゥラヴェスーラ(牡5、栗東・高橋康之厩舎)。

 骨折のため長期休養していたが、今年の2月の北九州短距離Sから復活。初戦を4着で終えると、続く春雷S(L)も4着と掲示板をキープ。そして鞍馬Sでは勝ち馬タイセイアベニールからタイム差ナシの2着と好走すると、前走の福島テレビOP(OP)では最後の直線で抜け出して優勝。約2年3カ月ぶりに勝利の美酒に酔った。

「前走は先行した上で、直線でもうひと脚使えていましたね。スタッフは『馬体に芯が入ってきたので走りのバランスが改善され、手前を替えられるようになりましたね』と成長に目を細めていました。

今回はテン乗りになる武豊騎手が鞍上を務めますが、『前進気勢があって、なだめながら運ぶ形が合っている。当たりの柔らかい豊さんは合いそうだ』と、鞍上の手綱さばきに期待していましたよ」(栗東関係者B)

関連記事

競馬最新記事

人気記事ランキング 23:30更新

競馬

総合

重賞レース特集
GJ編集部イチオシ記事
SNS