JRAスプリンターズS(G1)に超豪華メンバー集結!グランアレグリア VSインディチャンプが激突する秋のG1開幕戦に大注目
今年の安田記念(G1)で8冠を目論んだアーモンドアイを撃破したグランアレグリアは、高松宮記念(G1)、安田記念でコンビを組んだ池添謙一騎手から、主戦であるC.ルメール騎手に戻ってスプリンターズS(G1)への参戦が決まった。
藤沢和雄厩舎の僚馬タワーオブロンドンもスプリンターズSに直行すると見られており、昨年の覇者との対決に注目が集まる。
その他にも、高松宮記念を制したモズスーパーフレアが、昨年と同じ北九州記念(G3)を叩いて出走を予定している。陣営としても昨年2着に敗れたレースのリベンジに力が入るだろう。繰り上がりでの優勝とはいえ、G1タイトルを手に入れたことは大きな自信となったに違いない。
昨年、55キロで4着に敗れた北九州記念を今年は56.5キロで2着しているように、地力強化は顕著だ。18年のファインニードル以来となる春秋スプリントG1統一の期待が高まる。
安田記念を3着に敗れた昨年の春秋マイル王・インディチャンプ。今秋は毎日王冠(G2)ではなく、スプリンターズSからの始動を選んだのは意外なローテーションだ。1400mのデビュー戦を勝ち上がったとはいえ、以降はマイルから1800mの距離を使われてきた。
初めての1200m戦がG1レースというのは懸念材料となるが、勝ち鞍があるのはマイルまで。未勝利の1800mは距離が長いと言われているだけに、距離短縮が好結果に繋がる可能性も十分あるのではないか。
ダイアトニックは58キロを背負った函館スプリントS(G3)では貫録を見せてつけて楽勝。前走のキーンランドC(G3)では1番人気を裏切る15着と大敗を喫したが、重馬場で1枠1番の最内枠が仇となって力を発揮できなかっただけに度外視も可能だ。
ダノンスマッシュは1番人気に推された昨年のスプリンターズSを3着に敗れた。だが、同舞台である中山の芝1200mで行われた3月のオーシャンS(G3)では、ライバルのタワーオブロンドンを寄せ付けない圧勝を飾っている。今年の安田記念8着はマイルの距離が長かったため、適距離に戻る今回の巻き返しは必至だろう。
これ以外にも北九州記念でモズスーパーフレアを破ったレッドアンシェル、昨年の高松宮記念馬ミスターメロディ、2017年の高松宮記念馬セイウンコウセイも底力あるG1馬で侮れない存在だろう。
例年以上に好メンバーが集まりそうな今年のスプリンターズS。
10月4日、中山競馬場で行われる秋G1の開幕戦は大激戦必至となりそうだ。