JRA新馬戦で冠名「ニシノ」が2連勝! 競馬ファンも喜ぶ「高回収率」にアノ種牡馬が大貢献!
「ニシノ」の勢いが止まらない。
5日、「ニシノ」「セイウン」の冠名でお馴染みの西山茂行氏が、ニシノガブリヨリ(牡2歳、栗東・橋口慎介厩舎)、ニシノリース(牝2歳、美浦・土田稔厩舎)で新馬戦を連勝した。
これで今年は「19勝目」と、中央競馬で勝ち馬を量産している。
本日、先に勝利したのは小倉5Rに出走した2番人気のニシノガブリヨリ(父リーチザクラウン)だ。
好スタートを切った本馬は落ち着いたレースぶりで3番手を追走。残り600mで一気に先頭に並びかけると楽な手応えで直線へ。直線は馬場コンディションが悪い内を避けて外に持ち出すと力強い伸びで快勝した。
その約10分後に勝利を収めたのが、新潟5Rに出走した9番人気のニシノリース(父ロードアルティマ)だ。
こちらも好スタートからの先行策。直線に入って先頭に並びかけると、残り200mからバテた各馬を突き放し完勝。西山オーナーにとっては2レース続けての勝利となった。
西山氏は、自身のブログで「なかなか勝てない新馬を小倉、新潟と連勝しました。10分で新馬2勝。秋競馬が楽しみになりました」と所有馬の今後を期待している。
また、ニシノリースについて「9番人気単勝2630円。こちらの方が西山牧場らしい」と自虐ネタを披露。読者の笑いを誘った。
今回人気薄で勝利を飾ったニシノリースであるが、今年の西山氏の所有馬は好調そのものだ。
■全レース集計
着別度数 19- 24- 26-251/320
勝率 5.9%
連対率 13.4%
複勝率 21.6%
単回値 77
複回値 100
■芝レース集計
着別度数 12- 14- 13-118/157
勝率 7.6%
連対率 16.6%
複勝率 24.8%
単回値 120
複回値 123
5日終了時点で所有馬を320回出走させているが、複勝回収率はちょうど100%。今回の2頭も勝利した芝レースに限っては123%と競馬ファンの馬券にも貢献している。
因みに、今回勝利したニシノリースの父リーチザクラウンだが、現役引退後に種牡馬として西山氏の所有馬となっている。その為、リーチザクラウン産駒の所有馬が多いのだが、この成績がまた優秀だ。
■西山氏所有のリーチザクラウン産駒
着別度数 8- 7- 6-48/69
勝率 11.6%
連対率 21.7%
複勝率 30.4%
単回値 143
複回値 149
今回のニシノリースは配当的に美味しいとは言えない2番人気馬であったが、西山氏のリーチザクラウン産駒には今後も注意が必要だろう。
この好調ぶりであれば、また近いうちに“らしい”配当を提供してくれるはずだ。