武豊エイシンヒカリVSムーアモーリス「最終決戦」は香港C! 世代を牽引したスター2頭のラストランは激戦必至!

天皇賞を制したモーリス(競馬つらつらより)

 先月の天皇賞・秋(G1)を圧倒的な強さで勝利したモーリス(牡5 美浦・堀厩舎)が、12月11日に開催される香港C(シャティン 2000m)の招待を受託。ラストランで国内外中距離G1連覇を狙う。

 鞍上は引き続き英の名手・R.ムーア。抜群の折り合いで同馬を「2階級王者」に導いたベストパートナー。昨年の香港マイルでも同騎手で完勝しており、一切の不安はない。

 今回の参戦によって、国内の注目度はより大きなものとなることは確実。なぜなら、昨年この香港Cを制したエイシンヒカリ(牡5 栗東・坂口厩舎)も同レースに出走する可能性が高いからだ。

 今年仏・イスパーン賞を完勝したエイシンヒカリは、国際的にも高い評価を受けた。しかし前走の天皇賞では、モーリスが中距離王に輝くのをはるか後方で見届ける12着惨敗。現5歳世代を代表する逃げ馬が、中距離王となったモーリスにリベンジを果たすのか注目だ。

 エイシンヒカリは昨年、この香港Cで見事な逃げを披露しG1初制覇。国内では伸び悩みを語る声も多い中、香港の強豪を相手に余裕の逃げ切り勝ちは多くのファンと関係者を驚かせた。鞍上は、これまで8戦に騎乗した武豊騎手だろう。

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