JRA・Mデムーロ「無気力騎乗」に批判殺到!? 1番人気騎乗も“ノーアクション”で14着大敗……変わらない「諦めの早さ」に辟易
3日、中山競馬場で行われた4R・2歳未勝利は、5番人気のレッドヴェロシティ(牡2歳、美浦・木村哲也厩舎)が優勝。近親に日本ダービー(G1)2着のアドマイヤメインがいる期待馬が、デビュー3戦目で待望の初勝利を掴んだ。
この勝利には、鞍上の北村宏司騎手も「馬が全体的に良くなった」と相棒の成長を評価。好位から早めに抜け出したことに「最後もよくしのいでくれました」と健闘を称えている。
その一方で、ある意味で北村宏騎手よりも大きな注目を集めてしまったのが、1番人気で14着に沈んだフェアビアンカの鞍上、M.デムーロ騎手だ。
17頭立てで行われた芝2000mのレース。好スタートを決めたデムーロ騎手とフェアビアンカだったが、藤田菜七子騎手のナンヨーローズがハナを主張したため好位から。
振り返ってみれば、これが“悪夢”の始まりだった。
レースは、全馬がほぼ一団となる淡々とした流れ。1000m通過62.3秒も、この時期2歳2000m戦らしいスローペースだった。フェアビアンカは内々3番手の絶好位をキープ。前走、同じような競馬で勝ち馬とはクビ差の接戦だっただけに、デムーロ騎手にとっても大きな手応えがあったに違いない。
勝負所の3、4コーナーを迎え、ライバル騎手たちの動きがじょじょに活発になる。そんな中、デムーロ騎手はガッチリと手綱を持ったまま。ここまでは順調、あとは直線の進路を探すだけだった。
しかし、最後の直線を迎えても、その進路が見つからない。前には完全に手応えを失った逃げ馬ナンヨーローズ、左にはこちらも手応えが怪しくなったマイネルヒッツェ。最内を進んだだけに右はラチだ。行き場がないまま時間だけが過ぎ、結局ほぼ何も出来ないままゴールすることとなった。
デムーロ騎手とフェアビアンカにとっては不幸なレースとしか述べようがないが、この結果に納得いかなかったのが馬券を買って応援していたファンだ。