凱旋門賞馬ソットサスの評価が「21世紀最弱」レベル……JRAオルフェーヴル「因縁」の相手を下回り、過去最低になった理由
「レーティングの算出には走破タイムも考慮されます。今年の凱旋門賞は歴史的な不良馬場で行われたうえに、A.オブライエン厩舎の所属馬が出走取消したことにより、レースを引っ張る馬が不在でした。
その影響で、最初の1400mの通過が昨年より約8秒遅い1分35秒72の超スローペースでした。勝ちタイムも、昨年のヴァルトガイストが2分31秒97だったのに対して、2分39秒30とかなり遅い時計です。この辺りが低評価の原因になっているはずです。
それにしても、123ポンドはあまりにも低いですね。ここ最近では最低と呼ばれてもおかしくないですね……」(競馬記者)
だが、レース前はソットサスのレーティングが120ポンドだったことを考えれば、3ポンド評価が上がっている。これは凱旋門賞の勝利が考慮された結果だ。
すでに引退して種牡馬入りすることが決まっているソットサス。昨年の仏ダービー(G1)、今年のガネー賞(G1)、凱旋門賞とG1・3勝の実績は紛れもない勲章である。第2の馬生でも、レーティングの評価を覆すような活躍に期待したい。