エネイブル「後継」はJRAコントレイルを超える無敗の怪物!? L.デットーリ「私にはスーパーホースがいる」ゴスデン厩舎の3歳マイル王に熱視線
着差こそ地元の3歳マイル女王アルパインスターと3/4馬身差だったが、これはゴール前で鞍上のL.デットーリ騎手が手綱を緩めたもの。3着だったマイルG1・3勝のサーカスマキシマスとは5馬身差。4着は後の凱旋門賞で3着するペルシアンキングだったが、さらに3馬身ちぎれる驚異的なレースだった。
「道中はほぼ最後方だったんですが、勝負所でのキレが圧巻でした。また主戦のデットーリ騎手は地元英国のイボアフェスティバル(ヨークシャーオークス、インターナショナルSなどの主要レースが行われる夏の祭典)を蹴ってのフランス遠征。レース後には『ここに来たのは正しい決断だった。私には2頭のスーパーホースがいる』と仏ダービー馬のミシュリフと合わせてパレスピアを絶賛していました」(競馬記者)
この結果を受け、IFHAから126ポンドという異例の高評価を与えられたパレスピア。2020年下半期のワールドベストレースホースランキングで2位にランクインし、これは122ポンドで同17位の日本無敗の二冠馬コントレイルを大きく超える評価だ。
そんなパレスピアは17日にクイーンエリザベス2世S(英G1)に出走予定。英2000ギニー馬カメコら各国のトップマイラーが集結するだけに、ここで連勝を伸ばすようなら、いよいよ世界1位の座も見えてくる。