JRA武豊「不在」の中、“全弟”厩舎からキタサンブラック全弟がデビュー。初戦から名コンビならずも、鞍上は兄弟ゆかりのアノ騎手
そこで今回騎乗するのは田辺裕信騎手だ。
12日に行われた南部杯(G1)をアルクトスでレコード勝ちを収めた田辺騎手。秋華賞に紫苑S(G3)の勝ち馬マルターズディオサが出走するため、当日は京都競馬場での騎乗となる。勢いのある関東のエースジョッキーを鞍上に迎えられることは、ネクサスハートにとって幸運と言えるだろう。
また、今年の2歳戦で武豊騎手が10勝しているのに対して、田辺騎手は11勝とこれを上回る成績を残している。さらに、ネクサスハートの半兄にあたるショウナンバッハにも騎乗経験があり、同コンビで2勝挙げていることも心強い。キタサンブラックの全弟の背中を預けるには、持って来いのジョッキーだ。
武豊騎手とのコンビを楽しみにしていたファンにとっては残念かもしれないが、田辺騎手が期待の良血馬の能力を最大限に引き出してくれるはずだ。
レジェンド不在の淀でデビューするネクサスハートの走りに注目したい。