JRA秋華賞(G1)「打倒デアリングタクト」の野望!! 栗東・美浦「関係者シークレット情報」から浮上した激アツ“牝馬3冠”阻止候補!!

 続いて美浦に移ろう。マルターズディオサ(牝3、美浦・手塚貴久厩舎)は巻き返しに燃える。

 今年のチューリップ賞(G2)覇者。桜花賞は5番人気で8着、オークスも12番人気で10着と振るわなかったものの、秋初戦の紫苑Sでは2番手から早めに先頭に立つ力強い走りで見事に優勝。秋華賞に照準を合わせてきた。

「マルターズディオサはマイルでしか結果を出していないこともあり、秋華賞では2000mの距離が懸念材料だと言われていました。しかし、前走はそれを吹き飛ばすかのように完勝。レース後のダメージもほとんどないようで、スタッフは『今回は春と違って状態面でのプラスアルファが見込める』と上積みがあると意気揚々と語っています。

 管理する手塚師も『脚質的に京都内回りは合っているはず。トライアルを2勝しているように実力的に差はないと思います』と力強く話していましたよ」(美浦関係者A)

 春の雪辱を晴らすことができるか。

 C.ルメール騎手とコンビを組むサンクテュエール(牝3、美浦・藤沢和雄厩舎)は一撃を狙う。

 今年のシンザン記念(G3)では牡馬相手に優勝を果たす。だが桜花賞は6着、オークス13着とクラシックでは結果を残すことができなかった。

「上がり馬レイパパレが抽選で除外となったため、ルメール騎手とのコンビ続行が決定。これはサンクテュエールにとって間違いなくプラス材料です。

 春はイマイチでしたがスタッフは『桜花賞は道悪で馬場が合わず、オークスは外枠でポジション取りが難しくなった』と敗因を分析していました。そして『今回の京都は経験済みで仕上がりも良好。うまく流れに乗れば、見せ場以上の走りをしてくれるハズ』と自信をのぞかせていましたよ」(美浦関係者B)

 侮ると痛い目に遭うかもしれない。

 マジックキャッスル(牝3、美浦・国枝栄厩舎)が伏兵として注目されつつある。

 オークスでは14番人気ながら5着と掲示板をキープ。秋初戦の紫苑Sも勝ち馬から0秒2差の4着と好走し、ここに来て存在感を増しつつある。

「春先より落ち着きが出てきたようです。スタッフも『カイバもしっかり食べるようになりました。それが実になってきたし、気持ちも前向きさが出ていい傾向』と心身の成長具合に目を細めていましたね。

 中間はエキサイトしすぎないようにキツイ稽古は避けていたものの、『仕上がりに関して不安はありません』と胸を張っていましたよ。2冠馬相手にどこまで食い下がることができるのかが注目です」(競馬誌ライター)

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 デアリングタクトが秋華賞を勝利し、無敗の3冠牝馬としてその名を残すのか。はたまた大どんでん返しがあるのか。牝馬3冠の結末やいかに!?

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