JRA菊花賞(G1)元メジャー「大魔神」佐々木氏へ捧げるリベンジ戦! 三浦皇成「大胆騎乗」活かすダンスインザダークの血
古馬となって初めてとなる2000mとシュヴァルグランには短い距離。これまでの実績がかわれ4番人気に推されたが、結果は13着と惨敗を喫してしまった。
スローペースを見越して、3コーナーで一気に先頭へ立ったスワーヴリチャードのM.デムーロ騎手の「大胆騎乗」が光ったレース。それとは対照的に、消極的なレースで経験の浅さを見せてしまったのが、シュヴァルグランの三浦皇成騎手だったのかもしれない。
道中の番手を見ても、勝利したスワーヴリチャードの「15-15-1-1」に対して、シュヴァルグランは「6-8-9-7」。
レース後、「変なペースで……」と切り出した三浦騎手は、「動ける位置を取りにいこうと思って前にいきましたが、途中から落ち着きそうなところで後ろから動かれて……自分のリズムで運べませんでした」と無念さを噛みしめた。
長い距離を走ってきたシュヴァルグランのスタミナを活かせなかったという意味では、三浦騎手にとって今回のヴァルコスは、まさにあの時の教訓を活かすリベンジ戦なのかもしれない。
佐々木氏との出会いから約13年――。
騎手として、様々な経験を乗り越えてきた三浦騎手。今度こそ、思い切った騎乗でファンを沸かせてくれる事に期待したい。