JRA武豊「一応、聞いてます」6億円アドマイヤビルゴとコンビ継続! 菊花賞(G1)パスから、次走アンドロメダS(L)へ
やはり、話題の6億円ホースを手放すつもりはないようだ。
今秋の始動戦となったムーンライトH(3勝クラス)を、1番人気に応えて快勝したアドマイヤビルゴ(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎)。
レース後、「完勝でしたね。馬体も数字以上に大きく見せたし、このままいい方向にいってほしい」とコメントしていた武豊騎手だが、改めて自身が出演する『武豊TVII』(フジテレビ系)を通じて、期待の6億円ホースを振り返っている。
「インパクトは2戦目(若葉S)の方が強かったですけど、馬っぷりは今回の方がよかったですね」
ムーンライトH快勝後、武豊騎手は「菊花賞(G1)はどうするんですか?」と、管理する友道康夫調教師に尋ねたが「いやいや、最初から頭にない」とのことだったという。将来的には、中距離路線を歩むようだ。
気になる次走は11月21日に阪神競馬場で行われるアンドロメダS(L)が濃厚とのこと。「一応、聞いてますね」と、すでに武豊騎手にオファーがあったようだ。
「今年は京都競馬場の改修工事の影響で、阪神競馬場で行われますが、阪神の2000mは春に強い勝ち方をした若葉S(L)と同じ舞台。アドマイヤビルゴと武豊騎手にとっても負けられない戦いになりそうです。
ただ、陣営が『まだまだ幼い』と話している通り、本当に良くなるのは来年以降、古馬になってからでしょうが楽しみですね」(競馬記者)
2017年のセレクトセールにおいて6億2640万円(税込み)で取引され、昨年亡くなった近藤利一オーナーから「豊に乗せてくれ。ディープに乗ったことがあるのは豊だけだから」と託されたアドマイヤビルゴ。
その超が付くほどの価格からも目指すのは当然、競馬界の頂点だろう。奇しくもアドマイヤビルゴが挑む、アンドロメダSは来春の大阪杯(G1)と同じ阪神・芝2000m。ここで強いレースを見せることができれば、さらに楽しみが膨らみそうだ。