JRA武豊「40億円」を紙クズに!? エリザベス女王杯(G1)先頭でゴールを駆け抜けた「悲劇のヒロイン」……“希望”を抱き「忌まわしき過去」の払拭へ
「スタートしました!おっと、一頭落馬」の実況。スタートして1秒も経たないうちのでき事であった。
「5番の……ポルトフィーノ!? ポルトフィーノが落馬しています」
人気馬の思いもよらぬ落馬に場内は騒然。同馬に投じられた約40億円分の馬券が、一瞬にして紙クズと化した瞬間であった。
その後、鞍上の武豊騎手を失ったままコースを走り抜けたポルトフィーノ。このレースで1着となったリトルアマポーラより先に空馬としてゴールを切ったのは有名な話だ。
2001年から2004年にかけて、エリザベス女王杯で4連覇を達成した武豊騎手。しかし、ポルトフィーノの2008年以降は、このレースで掲示板にすら乗ったことがない。
あの「忌まわしき過去」の払拭へ……。
“希望”を抱き送り出されるエスポワール。あの時のコンビで、今度こそ「真の1着」を掴み取ってほしい。