元JRAジョッキー安藤勝己「無理だなと思ったね」エリザベス女王杯(G1)で「大失態」!? 「これはヤバい」血の気ひいた3コーナー「まさか、あの2頭が……」
安藤氏が「前の2頭ってオレ全然見えなくて……」と話したように、1コーナーから2コーナーにかけて後続をどんどん突き放していったクィーンスプマンテとテイエムプリキュア。3コーナーに差し掛かった時には、前2頭と後続馬群は30馬身ほどの差に広がっていた。
安藤氏は「周りだけ見てて3コーナー過ぎで外へ出して、パッと見たとき前が離れてるから『これはヤバい』と思って……」と話しており、前との間隔は3コーナーまで把握できていなかったようだ。
最後は猛然と追い込んだが、前の2頭には届かず3着となったブエナビスタ。11番人気クィーンスプマンテ、12番人気テイエムプリキュアの決着で、三連単は154万5760円と大荒れの結果となった。
インタビュアーの「直線に入った時に届くと思ったか?」という質問には「いや、無理だなと思ったね」と苦笑いした安藤氏は、「まさか、あの2頭がっていうのは正直思いましたね。強いと思ってない2頭だから……」とも語った。
安藤氏にとっては珍しい騎乗となった一戦。「弘法にも筆のあやまり」というのは、まさにこういうことなのだろう。