JRA【東京スポーツ杯2歳S(G3)展望】コントレイルが昨年レコードV! 来年「G2昇格」に向け、クラシック有望株が集結
1戦1勝のジャスタウェイ産駒、ダノンザキッド(牡2歳、栗東・安田隆行厩舎)は、6月の新馬戦以来、約5か月ぶりの実戦を迎える。その前走は好位につけセンスある競馬で素質馬ワンダフルタウンに3馬身差をつけ快勝した。
鞍上は川田将雅騎手に乗り替わり、1週前追い切りにも騎乗。その期待値の高さがうかがえる。不安があるとすれば、安田厩舎が芝1800m以上の重賞レースで結果を出していないこと。2000年3月にシルヴァコクピットが毎日杯(G3)を制して以降、実に76連敗中だ。ダノンザキッドは、安田厩舎を泥沼から救えるか。
この他には、ドゥラモンドが勝ったアスター賞(1勝クラス)で3着に健闘したモメントグスタール(牡2歳、美浦・高木登厩舎)。3代母がマイケイティーズという良血馬だ。
モリノカンナチャン(牝2歳、美浦・大江原哲厩舎)は、アルテミスS(G3)で8着に敗れたが、すでに4戦のキャリアを積んでいる。豊富なキャリアを武器に牡馬相手にどこまで通用するか。
プラチナトレジャー(牡2歳、美浦・国枝栄厩舎)は、今回と同じ舞台の未勝利戦を勝ち上がった。道悪なら面白い1頭だ。
少頭数ながら、素質馬はそろった印象。コントレイル2世は現れるだろうか。発走は15時25分を予定している。