新旧ステイヤー入り乱れる混戦模様! ステイヤーズS(G2)注目馬を紹介
3日に中山競馬場でステイヤーズS(G2)が行われる。JRAの平地競走で行われるレースとしては最長となる3600mで争われるこのレースは、内回りコースを2周するのでスタミナが要求されるのは当然のことながらコーナーを8回通過するため器用さも求められる。中山競馬場で行われるレースの多くは前でレースを進められる馬が有利と言われているが、過去のレース結果を見ても逃げきり勝ちをした馬はいない。
年に1度しか行われない、この長丁場の注目馬を紹介していきたい。
前走のアルゼンチン共和国杯(G2)では休み明けながら2着だったアルバート(牡5 美浦・堀厩舎)が有力馬の筆頭となるだろう。昨年このレースに出走した際は2着馬に5馬身差をつけての完勝であった。
距離は長いほうが得意なようで2400m以上のレースにはこれまでに7回出走しているが掲示板を外したのは2015年の有馬記念(G1)11着と今年の天皇賞・春(G1)6着の2回だけである。更なる飛躍のため、何としても連覇したいところである。
モンドインテロ(牡4歳 美浦・手塚厩舎)は巻き返しを狙う。アルゼンチン共和国杯(G2)では1番人気に支持されながら4着と敗れてしまった。出走するレース全てで上位人気となっているのだが重賞は未だに未勝利で、今度こそその期待に応えたいところ。
前方でレースができるこの馬にとって、中山競馬場の芝コースは未経験ではあるが手堅く走ってきそうだ。ここでしっかりと結果を出して実力を証明し、さらに大きな舞台での活躍を目指す。